長期投資において全世界株式と米国株式を同時に保有するのはアリ?ナシ?解説します。

2021年6月27日日曜日

証券

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長期投資をする際、必ず全世界株式と米国株式を併せても良いのか?という部分で悩むかと思います。今回はそのお悩みを少しでも解消できればと思いますので同様のお悩みを持たれている方はぜひ最後までお読みください。
先に注意点ですが、今回の記事は過去・現在のデータを元に作成しています。
未来のことは誰にもわかりませんので今後この記事と乖離した結果になることも十分考えられます。その点を踏まえ、お読みいただくようよろしくお願いします。

そもそも二つ以上の株式を同時に保有する理由は何?

二つ以上の株式などを併せ持つのは資産形成に置いて標準的な行動であり、所謂「卵は同じカゴに盛るな」論理です。カゴを一つ落とした場合、一つのカゴに卵を持っていると全てを失いますが、別のカゴに分けておくことで被害割合を下げることができるということです。
地域分散、銘柄分散、カテゴリ分散、などなど。

値動きから見るVTとVTI

値動きの観点で過去数年間のVI(全世界株式)とVTI(米国株式)を比較してみましょう。Google検索で簡単に確認できますのでお試しください。
ここでわかることは、VIが上がればVTIも上がり、下がればVTIも下がるというほぼ同じ値動きをしているということです。
ここで思い出していただきたいのは先ほどの「卵は同じカゴに盛るな」論理ですが、これでは一つのカゴ(全世界)に連動してもう一つのカゴ(米国)も落下してしまいます。
少なくとも過去のデータから読み取ると分散投資の意味があまりない、ということになります。

全世界株式の内訳

なぜここまで同じ値動きをしているのか、これは全世界株式の50%以上が米国株(記事作成現在)で構成されている為です。ここまで米国株に比重が寄っているのは時価総額加重平均という平均法に則って計算されているからなんですね。

ではどうすれば分散投資ができるのか

まず全世界株式を保有している方は地域分散がある程度できていると考えて良いです。
仮にアメリカが没落しても40%ほどの資産は無事ですし、他の覇権国家が誕生した最近その国の株式もある程度保有できていると考えられる為です。
米国株式を保有している方はおそらく米国は今後も覇権を握り続けるという確固たる確認を持っていると思うのですが地域分散の面ではあまり意味がなく感じられるので、新興国株式をある程度保有するなどを行うと長期的に安心できるかもしれません。具体例を上げればeMAXIS Slim 新興国株式インデックスなどでしょうか。
また、全世界株式と保有している人も米国株式を保有している人も米国長期国債を持っておくとチャート上で逆相関しているのでカテゴリ分散投資という意味合いでは良さそうです。

まとめ

今回は全世界株式と米国株式を同時保有するのはアリかナシかの話をさせていただきました。
個人的にはナシだと思っています。
まず分散の意味では上記で述べているようあまり意味を成しません。
そしてポートフォリオ形成においては、全世界の米国の割合が高い為、米国株式を保有することで更にその割合が上がることになります。計算の上であれば良いのですが、ここが入り混じると調整が面倒なので、やるのであれば米国+全世界以外の特定の国で構成した方がいい気がしています。
全世界投資、米国集中投資、どちらも良い選択肢なので中身を把握した上で将来の資産をコツコツ積み立てていきましょう!

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