Nexus 5 CAF向けのCyanogenMod 13の公式配信が停止されました

2016年1月19日火曜日

Android

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Google Nexus 5 CAF(hammerheadcaf)向けのCyanogenMod 13の公式配信が停止されました。CAF版ではないGoogle Nexus 5(hammerhead)については今後も配信が続けられることになっています。

「CAF」というのは「Code Aurora Forum」の頭文字をとったもので、QualcommがメインとなってQualcomm製のチップセットのオープンソース開発を実施しているサイトのことを指します。Googleが新しいバージョンのAndroid(AOSP)を開発し始める時には、まずCAFからソースコードをコピーしてからAndroid専用の新しい機能を追加していきますが、コピーされた後にもCAFではパフォーマンスの向上とバグ修正が続けられます。そのため、AOSPは高機能であるものの、CAFと比べるとパフォーマンスや安定性の面でやや劣ることになります。そこでCAFとAOSPをミックスして、AOSPの機能性とCAFの安定性とパフォーマンス性の両方を兼ね備えたものがhammerheadcafでした。

配信が終了した理由は、ほとんど1人でNexus 5とNexus 5 CAFをメンテナンスしていたmyfluxi(Marc vdW)が「興味をなくしたのでメンテナを辞めたい」と申し出たためです。
myfluxiはその直前までhammerheadcafのメンテナンスを行っていたため、誰も予想していないことでした。最後の仕上げということなのかはわかりませんが、android_kernel_lge_hammerheadのcm-13.0-cafブランチへのパッチの提出は配信停止の直前まで続けられ、最後のパッチがマージされた後にhammerheadcafの配信が停止されました。彼の名前を直接知る人は少ないかもしれませんが、CyanogenMod 12を最速で動かしたのも彼でした。

CAF版ではないNexus 5(hammerhead)についてはCyanogen社員のciwrl(Abhisek Devkota)が開発を引き継いで、今後も配信が続けられることになっています。

このように有志がCyanogenMod端末のメンテナンスを行っているのは珍しいことではなく、例えばinvisiblek(Dan Pasanen)がメンテナを辞めるとなれば、GALAXY S3、GALAXY S4、HTC One M8、LG G3の配信に影響が出てくると予想されます。

情報元: Remove hammerheadcaf / review.cyanogenmod Code Review

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