画像作成ソフト「GIMP」で色々試しました

2016年1月26日火曜日

GIMP

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有名なフリーの画像作成ソフト「GIMP」で色々試すだけの記事です。「いつも作っているトップ画像の作り方」の応用的な内容に当たります。

GIMP

GIMPは画像編集からペイントまで様々な用途で使える画像処理ソフトです。公式サイトから無料でダウンロードすることができます。

四角い枠で囲む

四角い枠で囲むのはこれまでEvernoteの画像編集ソフト「Skitch」を使っていましたが、そのためだけにGIMPとSkitchを使い分けるのが面倒だったということと、Skitchは保存時に劣化が起こるため、GIMPだけで済むようにしたいという思いがありました。囲みたいエリアを選択してから、「編集」→「選択範囲の境界線を描写」でダイアログが立ち上がります。

変更するのは「線の幅」だけで良いと思います。「描画」を押すと四角で囲まれます。この記事の画像で四角い枠で囲まれている部分はすべてこの方法で行いました。「アンチエイリアス」は線の縁の部分に見られる「ジャギー」と呼ばれるギザギザを軽減するオプションですが、今回の四角い枠ではあまり効果がありません。

矢印

これもSkitchにあった機能です。「GIMP2.8で綺麗な矢印を書いてみよう - 初心者でもできる画像の編集+加工」を参考にスクリプトを導入してから、パスで矢印を引きたい二点を結んでください。

「ツール」→「矢印」を押すとダイアログが立ち上がります。値の設定方法はリンク先の方で紹介されていますので、そちらを参考に調整してください。


文字を縁取る

GIMPには「文字を縁取る」という機能は存在しないので工夫が必要です。「GIMPで文字(テキスト)の入力と縁取る方法」を参考にさせていただきました。適当な文字を用意して、そのすぐ背面に透明なレイヤーを追加してください。そうしたら、文字のレイヤーを右クリックして「テキストをパスに」を押してください。

「選択」→「パスを選択範囲に」を押してください。

「選択」→「選択範囲の拡大」を押してください。

ダイアログが立ち上がります。今回の場合、拡大量が縁の太さになります。

塗りつぶしモードで塗りつぶす範囲を「選択範囲」に設定して、追加した透明なレイヤーを塗りつぶしてください。




自分が塗りつぶしなどで使う色は「マテリアルデザインのカラーパレット」から借りてきています。

マテリアルデザインのカラーパレットを「GIMPのカラーパレット」として公開されている方もいます。gplファイルをダウンロードしてから、パレット一覧を右クリックして「パレットのインポート」からインポートすることができます。


真円/正方形選択

Shiftキーを押しながら楕円選択すると真円で選択することができます。同じように、Shiftキーを押しながら矩形選択すると正方形で選択することができます。

ガウスぼかし

画像の一部分を隠したい時によく「モザイク処理」を使いますが、それ以外に「ガウスぼかし」を使う方法があります。どちらも「フィルター」の「ぼかし」から選択することができます。


ドロップシャドウ

個人的によく使う効果です。レイヤーに影を落とします。「フィルター」→「照明と投影」→「ドロップシャドウ」でダイアログが開きます。

デフォルトだとオフセットが入っていますが、これだと左と上に影が入らないので「0」にします。「画像サイズ変更可」 のチェックは、画像の端にあるレイヤーにドロップシャドウを適用して影が途切れてしまう場合に、画像全体のサイズを拡張して影が途切れないようにするかどうかの設定になっています。とりあえずオフにしてください。「不透明度」と「ぼかし半径」は影の濃さや大きさを設定するものなので、様子を見ながら調整してください。

例として、ドロップシャドウを適用していない適当な画像を用意しました。重なっている部分の切れ目がわかりずらいです。

これにドロップシャドウを適用しました。切れ目がわかりやすく、さらにマテリアルデザインっぽくなりました。

マテリアルデザイン

ここまで紹介したマテリアルデザインのカラーパレット+楕円選択+矩形選択+ドロップシャドウを組み合わせて、マテリアルデザインっぽい壁紙を作ることができます。

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